品質の改善

品質改善について、経験上いろいろ言いたいこと

品質管理とは、品質保証とは

ここで、品質管理とは、品質保証とは、ということを考えてみたいと思います。

品質管理と、品質保証の違いは何でしょうか?

品質管理は、品質を管理することです。
一般的に工場などで、製品の品質を満足するように製造するための活動です。

品質管理は広義の意味として、マネジメントとしての品質管理のことを指し、品質マネジメント(Quality Management)として知られ、JISでは「品質要求事項を満たすことに焦点を合わせた品質マネジメントの一部」と定義されています。

狭義の品質管理は、コントロールとしての品質管理(Quality Control)のことを指し、JISでは「品質保証行為の一部をなすもので、部品やシステムが決められた要求を満たしていることを、前もって確認するための行為」と定義しています。

生産現場で「品質管理」と言えば、一般に狭義の品質管理を指していることが多いようです。また、品質管理は、JIS Z 8101 では「買手の要求に合った品質の品物又はサービスを経済的に作り出すための手段の体系」とされているようです。

 品質保証は、品質を保証することです 
製品をお客様に販売した後も品質を保証するためにおこなう活動です。

JISでは「消費者の要求する品質が十分に満たされることを保証するために、生産者が行う体系的活動」と定められています。

製品の企画の段階から設計、製造、顧客への出荷、販売後までを、保証します。

ですので、品質保証の方が品質管理より範囲が広くなるように思われます。

それだけ、いろいろな仕事があります。品質保証(quality assurance、QA)は、効率と品質が求められるあらゆる活動に対して、それらに保証を与えるのに必要な証拠を提供する活動一般を指すようです。 
 ただ、書物などを見ていると、どちらかというと製品や部品、サービスが社外に出るまでを品質管理が行い、社内に出てからを品質保証が行うのかなという縄張りかな、と思っています。

 意味合いの違いなので、モヤモヤするところがあります。

俗な言葉で言えば、品質管理は”不良を出さないためにいろいろ行う業務”。

 方や、品質保証は”後工程や、お客様へ渡す製品・部品、サービスの品質を保証する業務”ということでしょうか。但し、狭義の意味としての品質保証は検査業務を指すということもありか、と思います。

 一般的には品質保証が幅広く、品質保証が品質管理を含んでいるようです。

但し、企業により、意味合いが違う場合もあり、一概にいえないという気はします。

間違っていたらごめんなさい。

企業により、人により、微妙にとらえ方が違うのかな、と思っています。