品質の改善

品質改善について、経験上いろいろ言いたいこと

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ISO9001外部審査で不適合が出た時

品質管理体制の見直し、改善の切っ掛けとして、ISO9001外部審査で不適合が出た時、があります。 一般的に外部審査の目的は規格通りに活動が行われているかの確認です。 内部監査と同じように、適合性や有効性の確認などが行われます。 私の経験ですと、内部…

ISO9001内部監査で不適合が出た時

品質管理体制の見直し、改善の切っ掛けとして、ISO9001内部監査で不適合が出た時、があります。 一般的に内部監査の目的は大きく分けると二つあると言われています。 一つは適合性の監査、つまりルールを守っているか監査することです。ISO9001の 規格要求事…

リコールを行った時の品質の見直し

品質管理体制の見直し、改善の切っ掛けとして、リコールを行った時、があります。 リコールも、苦情の一種といえなくもないのですが、通常の苦情品と違うところは、 1.顧客(世間)に知らせなければならないこと。 2.市場に出した製品は原則として全品回…

苦情品が出た時の品質管理体制の見直し

品質管理体制の見直し、改善の切っ掛けとして、苦情品が出た時、があります。 苦情品は出ないほうがいいのですが全く”0%”にすることは、なかなか難しいものです。 私の場合はISO9001品質マネジメントシステムにより維持している苦情管理要領があり、苦情品…

検査で不良が出た時に品質を見直す

品質管理体制の見直し、改善の切っ掛けとして、製品/部品不良が出た時、があります。 例えば、毎朝前日の検査での不適合状況を報告している場合、不量率が○○%を超えたら対策するとか、内容により重要な不具合だと判断したら対策するなどと決まりがあると思…

品質を向上させる切り口

前回に続き品質を向上させる基礎について思うことを書いてみたいと思います。 やはり、品質を向上させるには、品質マネジメントシステムを使って、品質保証体制を確立し、全社的に浸透させていくべきだと思います。 全社的に共通のシステムがないと、効率的…

品質を向上させる取り組みとしての基礎

品質を向上させる取り組みとして、やはり基礎になるのは品質管理マネジメントシステムを揃えることであろうと思います。 品質を向上させるには、関係部署の人々に品質意識をもって貰うことと、検査結果や監査結果など、現在の品質状況を見える化し、関係者全…

品質不正はどの企業でも起きる可能性があります

品質不正を起こす遠因としては、日ごろから規格外れの製品が平気で造られてしまう現場になっていることにあると思われるわけです。 要するに、品質状態の悪い現場ですね。 さらに、不良でも出荷してしまうコンプライアンス順守意識の低さという、こともあわ…

検査員の製品合格にたいする評価について

KYBでの免振装置の検査不正についてですが、検査員は一人しかいなかったそうで、検査員の評価というのが、合格数をどれだけ出したか、というものだったそうです。これは、製造関係の者に言わせれば、検査員にも、納期・製品品質の向上にも関心を持ってもらい…

品質不正があるかないか確認する

IHIや他の企業に見られるような品質不正について、品質管理や品質保証の人間としてできることは 1.品質不正を発見すること。 2.品質不正を是正することです。 1.の品質不正を発見することはなかなか難しいと思います。 というのは、客観的事実を見つけるのは…

品質問題のカイゼンについてどうすれば

IHIや他の企業に見られる品質不正について、ネット記事でいろいろ目にするが、まず根本原因と思われる事柄をあげてみます。 1.品質に対して甘い企業風土であること。 2.現場での品質に対する意識の低さ、あるいは欠如があること。 3.品質保証体制が不十分で…